日弁連交通事故相談センターを活用しよう

最近では、示談代行サービスが付いている自動車保険がほとんどです。
これによって、示談交渉について詳しく知らなくても、ほとんどの場合、保険会社に任せておけば、事故問題は解決していくと思います。

しかし、全て任せているだけに、加害者と被害者の間で、交渉内容に関して折り合いが付かず、長期の交渉となってしまったり、損害賠償金の額に納得できなかったりすることも多いと思います。
また、任意保険に示談交渉サービスが付いていない場合には、自分だけで相手との示談交渉を進めていかなければなりません。

また、一般の人にとって、保険会社が提示してきた損害賠償金の額や過失割合が、妥当なのかどうかはっきりと判断できず、納得できないまま示談書に印を押してしまっている人は多いのではないでしょうか。

そのような交通事故問題を解決するために、手助けしてくれる相談機関がいくつかあることを知っていますか?
その代表的なものは「日弁連交通事故相談センター」です。

日弁連交通事故相談センター」は、弁護士の団体である日本弁護士連合会が設立した財団法です。
全国各地にある相談所で、交通事故に関するさまざまな相談や示談の斡旋などを、専門家である弁護士が無料で受け付けてくれます。
示談が円滑に行なえるように、弁護士が公平で中立な立場で支援する「斡旋」は、一部の相談所だけで行なわれています。

日弁連交通事故相談センター」の相談は電話か面接で行なわれていますが、電話相談は1人10分程度しかできません。
また、電話相談は時間帯や相談所が限られているので、短時間で解決できそうな質問でないのなら、面接相談を受けることをおすすめします。